Kei寅式バタフライミキシング

カスタム9Xプロポの設定自由度の高さを感じる事の一つがバタフライミキシングに関する複合設定。

滑空比が良すぎて着陸が難しいグライダーもバタフライミキシング(クロウミキシング)を使うと降下角、速度を自在に調整できるので簡単、安全に着陸出来ます。

私の腕だとスポイロンだけではビビり過ぎや風の影響により着陸地点で高度を下げきれず着陸やり直しも多いですが、バタフライを使えば鼻歌。

しかし普通のバタフライミキシングでは一杯に開いた状態ではエルロンサーボがすでに上側一杯に動作していて、エルロンを切っても舵面一枚が中立に戻るだけ、バタフライを開けば開くほどエルロンの効きは半分まで落ちます。

低空低速できつい乱気流を受けた時の立て直しでは舵の効きが物を言うので、バタフライを使うような低速時にこそ舵が最大限に動いて欲しいわけです。

そこでカスタム9X送信機の機能を使って、バタフライ(クロウ)ミキシング中もエルロン(フラップも)をフルストロークさせるよう設定。

バタフライ動作に合わせその動作量に比例してエルロンの動作量を2倍まで増加、さらに内翼フラップも同様に設定。

バタフライ時にエルロンを切ると4枚の舵面がエルロンとしてフルストロークした状態となり、低速時の効きが大幅にUP。

着陸の様子(2013/5/8追加)


Kei寅ミキシング図

バタフライ動作




エルロン動作量を増やす設定方法は、まず普通にエルロン動作(-100~100)を設定。

次に空きchに「+エルロンスティック動作(-100~100)」「×スロットルスティック動作(0~1)」というミキシングを作り、その出力をエルロンサーボchに+入力。
(MULTIPLYミキシングでエルロン入力の絶対値に比例してバタフライを弱くする方法もありますね)

この設定のキモは「×」、MULTIPLY(掛け算)ミキシングですが、国産プロポでは上級機種も含めてMULTIPLYミキシングが出来る物は無いようです。

Kei寅ミキシング
ch8の*がMULTIPLYミキシング。



バタフライを開くと頭上げ癖が出る事が多いようでPhoenix2000も大きく頭上げしますが、これはバタフライ開度と直線的比例ではなく、開き始めに大きな頭上げが出ます。
(速度変化ではなくバタフライ開度による影響のようです)

減速と同時に頭を上げると低速では失速してしまい危険なので「バタフライ→エレベーター」とミキシングを掛けて調整しますが、どちらかと言えば微妙に頭を下げて降下する位が扱いやすく感じます。

という訳でこんな感じのカーブミキシングとなりました。

頭上げ防止ミキシングカーブ



モーターとバタフライのスイッチやスティックへの割り当ては機体の特性、プロポの機能、用途、好みによって変わるでしょう。

フラップ付きの機体(舵面が下側に突き出す)は着地時に舵面が接地して壊れるのを防ぐためブレーキを引っ込める事が推奨されますが、この時スティックにモーターも割り当てていると設定ポジションを通り越したらモーターが回ってしまいペラを傷めてしまいます。

バタフライを使えばスピードを自在にコントロール出来るのでモーターは別スイッチで切ったまま、スティックでバタフライのみを操作して着陸進入、着地の瞬間スロットルスティックをフルハイでバタフライを引っ込めるようにしています。
(Phoenix2000は高翼で胴体に舵面以上の高さがあるので引っ込めなくてもほとんど問題ありませんが)

フラップが無くエルロン跳ね上げスポイロンのみの簡単な機体では、着地時にブレーキを引っ込める必要はありませんがブレーキの効きは弱いので、スティックの上半分と下半分でモーターとバタフライに設定し、両方を使って速度調整した方が降ろしやすいように思います。

主翼上面に独立したスポイラーを持つ機体ならどっちで良さそうです。

Phoenix2000位の大きさになると手投げ時にモータースイッチONでいきなり全開は危ないので、離陸前のみスロットルスティックでソフトスタート。



内翼エルロン連動やバタフライ、サイドスリップミキシング(ラダー→エルロン)はそれぞれスイッチでON/OFF出来るように設定。

各フライトモード別でスロットルトリムキーを使ったキャンバー調整を設定。
(ESCチャンネルはトリムキーとの関連付けを解除)

サーボリミットで外翼は上げを大きく、内翼は下げを大きくしてフルエルロン操作時は常にネジリ下げが付くように設定。

エルロン操作によるヨーイングやピッチング等細かい癖取りはこれから行う予定ですが、ディファレンシャル等はやろうと思えばたいがいの事は出来ると思います。



Phoenix2000の設定にあたりグライダーの設定をネットで調べてみましたがヘリや飛行機ほど標準的なセオリーは無いようで癖取りのやり方についても様々な意見があり、機体に合った設定を自分なりに考えるのも楽しみのうちといった所でしょうか。

カスタム9Xや9XRでグライダーを飛ばすなら、ファームウェアは基本のER9xよりOpne9Xがオススメです。

フライトモード関係ではモード名表示や切り替え時のスロー動作等、1クラス上の機能が備わっています。

送信機を物理的に改造してテレメトリー機能を使う場合も表示レイアウトの自由度やテレメトリーデータを使った複合機能が追加されています。
http://chmoffet.blog114.fc2.com/blog-entry-113.html
http://chmoffet.blog114.fc2.com/blog-entry-114.html

カスタム9Xはメモリー容量の少ない、欲を言えばサイドレバーが無い、ディスプレイが小さいといった点がやや不満でしたが、間もなく登場予定のFrSky「X9D」ではそのへんが全て改良されデュアルモジュールにより16chが可能とかなり高性能になっていて、ファームウェアOpenX9Dも対応準部が着々と進んでいるので登場が楽しみです。



Phoenix2000は6サーボフルアクショングライダーの入門機としてリーズナブルで楽しい機体です。

ただダイブでスピードを出す場合は操縦系統の剛性が不足して操縦不能になりかねないようなので、対策をしておいた方が安心かも。

PHOENIX2000 初飛行

tag : バタフライミキシング 設定 ラジコン ER9X Open9X Phoenix2000

コメント

Secret

*

全ての記事を表示する

プロフィール

Kei寅

Author:Kei寅
King3エアーウルフ、小型発泡機、デコパネ機等の空物ラジコンで遊んでます。

カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
カテゴリ
最新コメント
リンク
QRコード
QR
スポンサードリンク